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東京都文京区の歴史
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所在地 文京区湯島2-11-15

  湯島御霊社
 旧く怨霊の活動を鎮めるため御霊鎮祭が行なわれるようになり、特に著名なもの貞観5年(863)の神泉苑での御霊会とされている。これを契機に華やかな祭礼が営まれるようになった。
 奈良時代から平安時代(710~1192)にかけては都を中心に盛んになり近世にはいると旅の宗教家によって各地方に御霊信仰が説かれて広がりをみせるようになった。六所御霊または八所御霊の名称があるが、御霊は習合する傾向をもち中小御霊は、より強力な御霊に統合されるという教義から出た名称である。



 当御霊社は縁起によると旧く御霊八所神社と呼ばれたが大正12年(1923)に御霊神社と改めた。通俗には「畑の稲荷」と呼ばれ祭神は崇道天皇、井上皇后、他部親王、火雷神、橘逸勢、吉備大臣、文屋宮田丸、藤太夫人の八座で合殿に與財恵門稲荷並に大己貴神を祀っている。
 宝永7年(1710)輪王寺宮の御隠殿を当所に営ませる時に上野より移されたものである。
 現在の社殿は太平洋戦争により灰燼に帰したるものを戦後、仮殿として復興し、さらに今般本社殿の建立となったものであり、例年大祭を毎年9月18日に執り行う。
 1973年(昭和48年)1月 文京区 文京区観光協会

 
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