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東京都文京区の歴史
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所在地 文京区本郷1-33-17

  出世稲荷神社
 「この辺昔、春日局宅地なりし時、鎮守のため勧請なり。春日局・・・出世ありしゆえ当社の神徳を崇め、出世稲荷と崇め奉るなり。」『旧事名話』
 春日局は本名「ふく」父は明智光秀の重臣斎藤内蔵助利三である。戦いに敗れ、逆賊の家族として苦しい生活をした。後、徳川三代将軍家光の乳母となり、江戸城 大奥にて大きな力をもつに至った。
 このあたりの片側を将軍から拝領し、町屋をつくった『御府内備考』によれば神社の土地は拝領地28坪、外に27坪、小栗猶之丞より借地とある。享保2年(1717)焼失したので京都稲荷山の千年杉で御神体を作り祭った。春日町起源のゆかりのある場所である。
 文京区教育委員会 昭和60年(1985)3月

 
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